七夕は7月7日または月遅れの8月7日に七夕飾りが行われます。 短冊(たんざく)に願い事を書き、笹の竹に飾ります。 七夕まつりは日本全国で行われますが、宮城県仙台市が有名で、 毎年8月6〜8日に盛大に行われます。関東地方の主な場所として、 神奈川県平塚市は7月7日頃、埼玉県狭山市は8月初めに行われます。
七夕は次の伝説があります。 --------------------------- 天の川には神様が住んでいました。 神様の美しい娘の織姫(おりひめ)は、機(はた)を織って着物を作っていました。神様は織姫におむこさんをさがし、天の川の岸で牛を飼っている彦星(ひこぼし)という若者を見つけました。そして、織姫と彦星は結婚して楽しい生活を送りました。
しかし、二人は仕事を忘れて、遊んでばかりいるようになりました。それで、神様は怒って、織姫と彦星を天の川の東と西に別れさせました。 でも、神様は織姫がとても悲しそうにしているので、一年に一度、七月七日の夜だけ、彦星と会ってもよいと言いました。 それから、一年に一度会える日を楽しみにして、織姫は一生懸命に機を織りました。 天の川の向こうでは、彦星が牛を飼う仕事に頑張りました。
そして、待ちに待った七月七日の夜、織姫は天の川を渡って、彦星へ会いに行きます。 ---------------------------
この伝説は夏の夜空の星座で、織姫はベガ、彦星はアルタイルとして明るく輝いています。 そのベガとアルタイルの間を天の川が隔てています。 また、これらの2つの星とデネブを合わせて、夏の大三角形になります。
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